「Music Select」カテゴリーアーカイブ

お家にある音源を掘ってみよう! Vol.3

先週、今週は久々に聴いております。姫神のベスト盤『森羅万象』

姫神という名前は、私の地元にある姫神山という山から取られていて、母親が大好きで子供の頃はよく家やカーステレオで流れていました。あの頃はCDではなく、白いカセットテープだったんですよね。懐かしいなー。

人生で記憶に残る初めてのコンサートもこのアーティストで、世界遺産になった平泉の毛越寺での野外コンサートだったかな? 暗闇の中三角の光を放って、神秘的で、お父さんに肩車して貰って見てました。それと同時に毎度大量に蚊に刺されてたのもよく覚えてます(笑)

初期の音源、今聴くとthe 80sって感じのシンセポップ! 正にYMO全盛期の時代にデビューしたんだなーと。子供の頃はそんな聴き方はもちろんしてませんでしたが。

よくTVで流れてる曲、歌詞は縄文語のようです。初期音源とは違って民族音楽のよう。

アーティストには歴史があるもんですね。

初代姫神の星吉昭さんは他界されてしまい、現在は息子さんが2代目として東北を中心に活動してるようです。

いつか機会があれば、また地元でLIVE観に行きたいなー。

Ayako

お家にある音源を掘ってみよう! Vol.2

すっかり秋めいてきましたね。もう今年もあと〇〇、みたいな感覚は歳を追うごとになんちゃら矢の如し、であります。

さて、レーベルオーナーAyakoさんからのバトンをゆるく勝手に受け取りまして、

「家にある音源を新旧問わず、今の視点で聴いていってみようというコーナー」

という趣旨というかノリで、とりあえずとにかく、「今」きもちいい音楽をご紹介させていただきます。

ここ数年、個人的に毎秋聴きたくなるアーティストDiving With Andy。

フランスはパリを拠点に置くバンドですが、

アルバム単位ですばらしいので、どの曲をピックアップするのか悩ましいところ。

各年代でご紹介し得るところをポチポチ貼り付けたいと思います。

2006年 「diving with andy」

2009年 「Sugar Sugar」

2013年 「Believe Me」

もしお気に召しましたら追ってみてくださいね。

流行り廃りの関係ないサウンドですので。

pur

 

Tamas Wells Japan Tour

オススメのライブを書きたいと思います。

私の大好きなTamas Wellsが6月今週から来日します。

以前、CD販売の仕事をしていた頃、Tamas Wellsを初めて聴いた時、これはみんなに聴いてもらわないと!! なんて思ってたくさんレコメンドした思い出が懐かしいです。

何度かライブみてますが、本当心が洗われるような、透き通った唄声が素晴らしくて、感動します。

今回は、ツアー発表当初とライブ会場が1カ所変更になったりしたようですが、無事ライブかわりの場所も決定して、間もなく来日です。

http://www.inpartmaint.com/hue/blog/

私ももちろん行きます。楽しみに(^o^)

Ayako

Shin Rizumu

最近20代くらいの若い子の間でも「シティポップ」が再燃してるのかなぁ、なんて勝手に感じていたのですが、

まさか高校生とは…。

「恐ろしい才能!」とはよく聞く表現だし、実際僕がレコ屋スタッフの頃はそんな煽り文句をよく書いていたもので、
今思うと必要以上に大袈裟に言いたかったのかなぁ、とか振り返ることもありますが、
この神戸の高校生の音楽との出逢いは本当に「嘘でしょ!?」ってくらいびっくりするものでした。

山下達郎、シュガーベイブ、はっぴいえんど、といったまさにレジェンドから
洋楽ではAztec CameraやSteely Danなど、
比較的最近のアーティストでは坂本慎太郎やくるりからの影響を公言されてますが、
個人的にはカジくんっぽいところも感じたり。(僕が高校生の頃は短パン履いてるただの平々凡々なリスナーでした。汗)

あまり周りがとやかく騒ぎ立てるのは良くないと思うので、
密やかに楽しみにしていこうと思います。
pur

Breathe Owl Breathe

暖かくなってまいりました。

過ごしやすい季節はあっという間に過ぎ、時期に雨の季節がやってくるのでしょうね。

さて、先日のAyakoさんのFickle Friendsに続き、

“Swim”繋がりでBreathe Owl Breatheをご紹介します。

タイトル”Swimming”ですが、「まるで泳がない魚」のごとく

ぷかぷか漂うようような楽曲ですね。

ミシガンを拠点にする、いかにもUSらしいジェントルなインディーフォーク。

こんなに音数を絞っても、ポップに聴かせるってのはさすがです。

遊び心もあって、気にならずにはいられませんね。

pur

 

Fickle Friends

これからの季節にぴったりの一曲、Fickle Friendsの”Swim”という曲に最近はまっております。デジタルではないのですが、メロディがダンスチューンになっていて、初期のTahiti80あたりを彷彿させます。

ジャケ写みても夏って感じだし、何といってもタイトルが”Swim”ですから。これからの季節に聴くしかないでしょ!! 今後の新曲にも期待します。

Ayako

 

Enjoy Music Club(EMC)

今夜は若干毛色の違う、ジャパニーズヒップホップをご紹介。

僕自身、クラブミュージックには全く詳しくありませんが、

なにやら、これは、雰囲気よろしいなぁと。

非マッチョ、非貪欲、非オラオラ(死語?)、

とにかく、ゆるい。

表立った、ひけらかすようなパワーなんぞにゃあまったく興味なし。

まさに我が道をゆく、だからこそ(ある意味)妙に強い(気がする、)不思議なアーティストです。

個人的にも、レーベル的にも、馴染みのある高円寺を活動拠点にしている(たぶん)っていうのも、何だか親近感が湧いてきます。

三色の人懐っこいMCも、いい意味で小賢しいサウンドも、

伏し目がちな文科系音楽フリークには、グッときてしまうと思います。

“そこにはドキドキがあるから”

“そこにはワクワクがあるから”

“そこにはいとしさがあるから”

“そこにはせつなさがあるから”

うーん、最高。

pur

Adrianne Lenker

ミネアポリス出身、現在はニューヨークで活動するAdrianne Lenker。

今年頭に発表された作品が秀逸すぎるのでご紹介します。

一言でいうと、「本物の匂いがするなぁ。」と。

Joni Mitchellに通ずるクラシカルな音創りと、

Joanna Newsom的なオルタナ・フォーク感、

ほどよくポップで、ほどよく幽玄な、バランス感覚のすばらしい作品です。

音楽活動をする上での、紆余曲折の末に辿り着いた

彼女自身のパーソナルな音なのだと思います。

大袈裟な表現ではなく、これからも音楽史に残り得る作品だと感じています。

今後に注目です。

pur